労働者代表に非常勤講師~日大経済学部”雇止め撤回要求”~
ありました。ここに転載します。
日本大学経済学部で27日、労働基準法に基づく労働者過半数代表選挙
の開票が行われ、5年雇い止め制度の撤廃を訴えて選任・非常勤の統一
候補となった非常勤講師の今井拓氏(首都圏大学非常勤講師組合副委員長)
が選出されました。
事業所の有権者は507人(専任教員124人、非常勤講師305人、職員78人)。
有効投票数328に対して信任票186を獲得しました。
日大は、労働契約法の無期雇用転換ルール開始を前に、非常勤講師を5年
で雇い止めにする制度を就業規則に導入。非常勤講師を大量に雇い止めする
一方で、専任教員の授業コマ数を増やす負担強化を計画していました。
非常勤講師組合有志は就業規則作成・変更で意見聴取を行う労働者代表
選挙が労基法の要件を満たしていないと申告・告発。代表選挙では、専任教員
中心の教職員組合と非常勤講師組合の両候補が協議し、今井拓氏が優先的に
新任投票を受けることで合意しました。
今井氏は、「春休み中にもかかわらず、多くの人が投票してくれました。
これを力に団体交渉でも雇い止め撤回を要求していく」と強調。労働者代表
として専任教職員の意見も反映して意見表明していくとしています。