「時の行路」映画 製作・上映推進会議のブログ

このブログは、田島一さんの『時の行路』『続 時の行路』『争議生活者』(新日本出版社)原作の映画「時の行路」に関するブログです。映画「時の行路」ついに完成しました。スタッフ 企画・中西繁 音楽・池辺晋一郎 脚本・土屋保文・神山征二郎 監督・神山征二郎 2020年公開。全国で30万人動員目指して頑張りましょう!                          公式ホームページは、https://www.tokinokouro.kyoudo-eiga.co.jp

「対談 現代の争議生活者を語る」より 2

山口 整理解雇事件について、最初にメデイアが関心を持った

のは提訴した時、それから判決時だけです。それ以外はほとんど

ありませんでした。ですからどういう流れで解雇があり、裁判に

なり、判決に至ったという報道はなく、原告が負け、会社が認め

られたのとの報道でした。そのあとの解雇の過程での不当労働

行為事件について、最高裁憲法違反と判断したことなどは、

ほとんど報道されませんでしたね。

 三面記事のところにちょっと出る程度でしたね。最近、一か月

ほど前に「毎日新聞」にJALを相手にマタハラ裁判で闘った

客室乗務員の女性がカラーで一面に出たのです。これはよく

毎日新聞」は頑張ったなと思ったら、その後に稲盛さんを

称賛するシリーズの記事が毎日のようにだされました。稲盛さんの

生い立ちからずっと書かれています。マハタラ裁判の記事は、先に

弁解がましくやったなと思って、見ていてちょと情けなくなりました。

田島 これでは山口さんのおっしゃる「会社の公器」そのものです。

メデイアは本来の役割をどう考えているんだと言いたいですね。

                          (続く)