「時の行路」映画 製作・上映推進会議のブログ

このブログは、田島一さんの『時の行路』『続 時の行路』『争議生活者』(新日本出版社)原作の映画「時の行路」に関するブログです。映画「時の行路」ついに完成しました。スタッフ 企画・中西繁 音楽・池辺晋一郎 脚本・土屋保文・神山征二郎 監督・神山征二郎 2020年公開。全国で30万人動員目指して頑張りましょう!                          公式ホームページは、https://www.tokinokouro.kyoudo-eiga.co.jp

伊豆の国市完成披露試写会での「皆様の声」

 

完成披露試写会で、上映後の観客の皆さんは、目を赤くしながらも、表情は満足感におおわれて、口々に「よい映画でした」と言ってくださいました。
 アンケートもたくさんの方にお寄せいただき、映画への高評価と映画上映成功を願い、協力もする思いが綴られていました。

 上映後会場で感想をいただきました。
映画での法律顧問をしていただいた今村幸二郎弁護士の友人である弁護士から「自分もこの映画のような裁判をたくさん経験してきました。最後の場面の終わり方に賛否の意見が分かれるかもしれないが、主人公の未来を映画が示唆するのではない終わり方は、今の日本の状況を、あり方を、映画を見た方たちが考えていくことにつながり、自分としては良い終わり方だと思う」という感想をいただきました。

 また、エキストラの手配をお手伝いしてくださった方からは、「参加した映画がとてもよかったのでうれしい。この映画の上映が成功しますように」と。
 
帰りがけにお話しくださった方「我が家は夫も息子も自動車関連の仕事をしています。リーマンショックの時は、夫は正社員だったので解雇はなかったけれど、残業代がゼロとなり、大幅にお給料が減り、大学生を抱えて大変苦しい思いをしたことを思い出しました。今、夫は青森に、息子は期間工として働き、私も癌になったこともあり、映画の主人公のことが他人ごとと思えませんでした。息子が期間工から安定した正社員になることを願っているのですが、多くの方が不安定な気持ちを抱えながら生きている今の日本を考えなくてはと思いました。映画上映の成功を祈っています。」

 映画「時の行路」制作にご協力いただいた方々が、映画を高評価し、喜んでくださったことに大きな喜びを感じ、何としても日本各地の皆様にお届けしたいという思いを強くさせてくれた試写会でした。


 試写会後、場所を大畑家の撮影場所となった古民家カフェでスタッフのごくろうさん会。160余名の試写会への参加。どれほど多くの方に協力依頼をされたか、日ごろの地域での地道な活動、取り組みがあってこその地元の皆様の撮影協力。スタッフの皆様に大きな感謝の思いです。

 

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 朝6時から9時までの法廷場面。制作費節約のために、地裁、高裁場面を一日で撮影。
2種類の衣服の用意やら席の移動の大変だったこと。暑い季節に冬の場面、暑さを感じさせない熱演のキャストの様子など、あの場面、この場面と思い出を語りながらの懇親会。
途中みんなで、NHK取材の放映をテレビの前に集合して見守り。とても素晴らしいニュース内容に拍手。
「映画制作に協力してくださった方々に年内に映画をお見せ出来てよかった。映画制作の活動は今日で終わり。これからの上映に向けての新しい一歩。皆さん頑張りましょう!」と、高橋さんの力強い言葉で懇親会終了。

  撮影にご協力してくれた東静岡地区の方々、多くの方にご協力を呼びかけ、制作スタッフ同様の奮闘をしてくれた静岡推進会議の皆様、ご苦労様でした。有難うございました。

NHK取材があった「ロケ地での完成披露試写会」


 12月22日(日)、伊豆の国市韮山文化センター映像ホールで、エキストラの方々やロケ地として「時の行路」撮影に協力していただいたみなさんをご招待しての完成披露試写会が開催されました。
 開場1時から続々と人が集まり、予定は90~100名くらいでしたが、受付で記名して下さった方が141名、スタッフなども入れて160名、椅子は足らず、立ち見もあって会場はぎっしり。
 地元スタッフで奮闘いただいた高橋千恵子さんの進行で、高橋千恵子さんの映画への思いと地元での沢山の協力をいただいた謝辞の後、神山監督、中西代表、主催者の藤野戸氏の挨拶。

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 中西代表は、連載小説「時の行路」の挿絵を担当したことから、小説を映画化しようと思った決意、映画制作協力くださった皆様への謝辞と、引き続き上映協力へのお願いの挨拶。
 神山監督からは「風光明媚な静岡の地をロケ地とした思い。また、この日本での働く人たちの現状を学びなおして映画制作に当たったこと。この映画は日本のみならず世界の方々から共感を得ると確信している」といったご挨拶がありました。

 自分がエキストラで出演した映像は?撮影現場のあの風景は?どんな映画に出来上がっているだろうかと関心が高い参加者の試写会、会場は熱気に包まれていました。
 

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 上映中は、涙をぬぐう姿が多くみられ、上映終了後、会場は大きな拍手に包まれました。

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 上映終了後、裁判官役でご出演下さった伊豆の国小野市長よりご挨拶がありました。
 「法廷場面で、来年で取り壊しとなる旧韮山町庁舎を使っていただいて感謝しています。水道も電気も通っていない現場で、制作スタッフが簡易トイレを手配し、自家発電で電気を通し、きびきびと取り組む姿に感動しました。神山監督とは同じ大学での新藤兼人監督に学んだ兄妹弟子の関係で私も出演させていただきましたが、素晴らしい映画が出来ました。これから、この映画が一人でも多くの方に観てもらえるよう、伊豆の国市でも優秀な職員と取り組んでいきたいと思います。」と、力強い応援メッセージをいただきました。
    
 静岡NHK記者が取材に見えて、会場内の映像を撮り、神山監督、観客へのインタビューなどがあり、午後6時45分からのニュースで放映されました。

“県東部でロケ”映画の試写会
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20191222/3030005267.html

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本日「しんぶん赤旗」に「時の行路」の記事が掲載されました!

  5面上段に「連載」が掲載されました。”映画「時の行路」にみる「派遣切り」今に生きるたたかい上”です。是非読んでいただきたいと思いここに転載します。

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映画「時の行路」完成披露試写会最終日!

 11月15日の中野ゼロ大ホールでの試写会に続いて、昨12日銀座ブロッサムで午後3時、7時から2回上映を行いました。昼の回800名、夜の回250名、合計1,050名の参加で盛会でした。

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 ベテランの神山監督、土肥共同監督、原作者の田島一氏のご挨拶をいただきました。

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 ベテランの神山監督、映画製作スタッフも非正規労働者と似たような労働形態、自分たちと共通する主人公に思いをはせてスタッフ一同製作に臨んだと語られる土肥共同監督。 

完成披露試写会参加者は、3回で1,750名で大盛況で終了することができました。

 映画は来春から、全国各地で、自主上映、劇場公開を目指しております。全国津々浦々に映画「時の行路」をお届けしたいと頑張っております。是非、多くの方々に上映のご支援をよろしくお願いします。