「時の行路」映画 製作・上映推進会議のブログ

このブログは、田島一さんの『時の行路』『続 時の行路』『争議生活者』(新日本出版社)原作の映画「時の行路」に関するブログです。映画「時の行路」ついに完成しました。スタッフ 企画・中西繁 音楽・池辺晋一郎 脚本・土屋保文・神山征二郎 監督・神山征二郎 2020年公開。全国で30万人動員目指して頑張りましょう!                          公式ホームページは、https://www.tokinokouro.kyoudo-eiga.co.jp

「時の行路」上映運動経験交流誌 9

 今回は、いち早く「推進会議」を立ち上げ、2回の上映を成功させ、高知各地に上映会を計画している高知の経験です。是非、参考にしていただきたいと思います。

 高知県での上映       高知県上映委員会事務局 胡麻﨑ゆう子

 

1 上映結果 

 

  2021年4月10日(土)4回上映 会場高知県立美術館ホール

      ①10:00 ②13:30 ③15:30 ④18:00

      ※12:00神山監督舞台挨拶

      ※監督さんに舞台挨拶いただいたことはとても励みになった。

〈入場者数〉410名

      ① 154名  ② 108名  ③ 84名  ④ 64名

〈アンケート回収〉 148(36.10%)

     参加者市町村(アンケート記入者分、実際はこれ以上の可能性有)

      高知市土佐市須崎市、南国市、香美市香南市安芸市室戸市

土佐町、いの町、佐川町四万十町黒潮町大豊町芸西村、北川村、

     

2 取り組みの経過と今後について

 

 映画化推進の活動から上映運動へ

2019年映画完成を喜んだものの、知事選、高知市長選挙の真っ只中のため、始動は12月4日の“映画化推進おきゃく”からとなった。(高知は宴会のことを“おきゃく”という。映画化に取り組み始めてから毎回20〜30名で会議と“推進おきゃく”を12〜13回やってきたが、コロナでこの高知の文化が全否定されて、“おきゃく”はこの日が最後になっている。

 ・12月4日、1月26日自由民権記念館ホールで完成披露試写会を開くことを決め、全員に製作協力券を渡した。(欠席者には参加者が手分けして渡す、一部郵送)

 ・2020年1月26日完成披露試写会  261名の参加で成功。

 ・試写会の成功を力に本上映を5月16日県民文化ホール〈グリーン〉で開くことを決めた矢先にコロナ禍で、やむなく8月9日に延期したが、コロナ感染状況は収まらず、再び無期延期に。

・これまで欠かさず開いてきた月一回の事務局会は休まず、映画化推進会議を上映委員会に移行する準備をしてきた。映画化推進サポーターを軸に、県下の労働組合、市民団体への参加を呼びかけ、12月19日に上映委員会立ち上げを決めた。

・2020年12月19日映画「時の行路」高知県上映委員会

  11団体〈県労連、新婦人、年金者組合、共産党、平和資料館草の家、民主文学の会、高退協、退婦教、母親運動連絡会、安芸市九条の会、高知映画センター〉

18名の参加で立ち上げた。

委員長 県労連委員長 筒井敬二   副委員長 尾﨑 淳  馴田正満 

事務局には推進会議事務局メンバーが移行

  本上映を2021年4月10日高知県立美術館ホールで開催することを決定。諸活動は事務局に一任。

 ・チラシ10,000枚、チケット1,500枚作成

  各団体、個人にチケット販売依頼(尾﨑、胡摩崎で団体回り)

※単に良い映画の上映協力ではなく、大企業の横暴・不条理さを世に問うために8年がかりで自分たちが作った映画であることを強調して訴えた。

映画化推進サポーター(88名)に上映の連絡(製作協力券活用のこと、製作者側であるとの立場で上映に協力・前売り券の販売をと訴えた)

     ※ 前売り券販売協力団体

 ①高知県労連②自治労連③県教組④高教組⑤私学教組⑥高知一般労組⑦年金者組合⑧県国公組合⑨建交労建設支部⑩建交労農林支部⑪建交労鉄道支部⑫宇治電労組⑬こうち生協労組⑭ミロク製作所労組⑮自交総連⑯よさこいユニオン⑰郵政ユニオン⑱日本共産党革新懇⑳高知センター合唱団㉑高知市民劇場㉒新日本婦人の会㉓平和資料館草の家㉔高知県保育運動連絡会㉕高等学校退職教職員協議会㉖退職婦人教職員連絡会㉗高知県商工団体連合会㉘民青同盟㉙医療生協㉚民主文学の会㉛安芸市九条の会㉜連合高知(50枚預ってくれたが後日、下部から反対との突き上げで販売できないと返券されたが、事務局の5人の方が購入、観に来てくれた)  

・団体に訴えたとき「時の行路」担当者を決めてほしいと依頼、③④⑤⑥⑦⑳㉒㉕㉖㉛が担当を決めて取り組んだ。販売数に明らかな差が出た。

・高知民報、高知新聞での特集記事が良かった。高知新聞学芸部長に記事依頼の申し入れ、担当記者さんのきちんとした取材で記事になり、当日監督への取材もされ5月19日記事となった。

 

② 今後について

  安芸市、本山・土佐町、佐川町四万十町窪川)、四万十市で上映し、最終上映としてもう一度高知市で上映することを確認。

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