昨日(9月5日)の”しんぶん赤旗”に「時の行路」の広告が大きく掲載されました。
9月5日(土)の”しんぶん赤旗”7面最下段に「時の行路」の広告が大きく掲載されました。田島一さんの「時の行路」三部作の広告ですが、「時の行路」の上映予定も、あわせて掲載されています。何としても成功させようではありませんか!
9月の上映予定をお知らせします。
●シネマ尾道(℡0848-24-8222)での上映ー9月12日(土)~9月25日(金)
●青森県八戸市ー八戸市総合保健センターホール 9月12日(土)・13日(日)・問い合わせー八戸医療生協内 秋山(℡0178-33-3772)
●神戸市ー神戸市立ピプレホール 9月19日(土)3回上映予定
・問い合わせー関西共同映画 一芝(090-3486-7719)
●埼玉 さいたま市ーさいたま市民会館うらわホール 10時30分、
13時30分、16時、18時30分から4回上映 ・問い合わせー埼玉労働組合
連合会 山崎(℡048-838-0771)
●東京 町田市ー町田市民ホール 9月24日(木)10時30分、13時30分、
18時30分から3回上映 ・問い合わせー松野(℡090-4373-4224)
●東京 渋谷区ー大和田さくらホール 9月24日(木)14時、16時45分、
19時30分から3回上映 ・問い合わせー共同映画㈱(℡03-6434-9346)
名古屋の名演小劇場での上映ー1週間伸びることになりました。
9月4日(金)までの上映予定でした名演小劇場での上映が、1週間延長になり、9月11日(金)までの上映となりました。うれしいことです。
広島の友川さんから映画「時の行路」の感想が送られてきましたので掲載します。
「時の行路」の感想から (シネマキャラバンVAG 友川千寿美)
呉市、尾道市でも上映がスタートします。呉の試写会で寄せられた感想文を紹介します。
映画「時の行路」が私に突き付けてくるもの (久保あずま)
ゴミ回収業の10人程度の小さな職場で共に働く30代の男性は子どもふたりの4人家族。手取り20万円弱で暮らしている。ダブルワークをしても20万円そこそこ。子どもにはみじめな思いをさせたくないと言うが、貯金は無く生活は厳しい。30になったばかりの男性は実家に住みながら、パチンコに行ければ辛いことも忘れると働く。40代夫婦。ひとり手取り15万円。二人で30万円の給料で独身時代の借金返済しながらどうにか暮らしている。数日前にアルコール依存症の旦那は二日酔いと暑さから仕事が出来なくなり、その責任を問われ解雇された。
困窮からの生きづらさや怒りは政治的な解決に目は向けられない。政治が暮らしぶりに直接影響している実感もない。ましてや憲法や法律の存在は政治以上に遠く彼方の存在となっている。今日を、今月を、生きるために働いている。仕事や暮らしぶりへの不平不満や将来への不安や矛盾を打ち消すようにヘトヘトに働く。彼らが口にする「なんにも分からない。どうにかなるんじゃないの」と。
まるで自分が生きているのではなく、大きな時代の流れに飲み込まれ流されている。
決して泳いでいるのではない、自己責任という大きな重荷を背負わされ、大きな流れに巻き込まれ溺れているのだ。
映画「時の行路」全編に描かれる組合活動や労働争議等の結末か決してハッピーエンドでもなく、主人公の生き方に共感・感動するものの、主人公のような生き方はできないという自己否定に近いネガティブな感想を持ってしまう。
一方で家族との関係性や仲間との信頼関係抜きには、組合活動も労働争議の取り組みや、ひとりの人間としての成長、営み、あるいは集団としての高まりに深みを得ることはできないというメッセージにポジティブな感想を持つことができた。
冒頭、私は共に働く同僚を「自己責任の重荷を背負って溺れている」と表現した。ここに私の弱さを見つける。対岸の火事的な視点で表現している私がいる。その姿こそが強い者はより強く、弱い者はさらに弱い状況に追い込まれる今の時代という流れを容認していることに繋がっているのだ。ロープでも何でもいい。「こっちだぞ!」とそのロープを投げ込み引っ張っているのかと、映画「時の行路」は私に突き付けてくる。
「時の行路」映画製作・上映推進会議の事務所が変わりました。
共同映画㈱の旧事務所の立替えに伴い、以下のところに移転しました。
それに伴い「時の行路」の事務所も同様になります。地下鉄「表参道」から徒歩5分のところです。今後ともよろしくお願いいたします。
●新事務所ー〒107-0062 港区南青山4丁目18番21号 南青山スカイハ
イツ504号 ☎03(6434)9346 FAX03(6434)7040