今回は、秋に「母親大会での上映」や廿日市市での上映を準備している広島からの報告です。
広島県での上映 シネマキャラバンVAG 友川千寿美
2020年4月10日から劇場公開がスタートした広島県の上映は、コロナ感染の広がる中でホールでの上映は全て延期・中止となり、映画館での上映のみとなった。
広島市内で途中の休映も含め6週間、呉市で3週間、尾道市で2週間の劇場公開で1580名の鑑賞者数を得た。いずれもニュースの発行や製作協力券を取り扱った団体への宣伝などにつとめ、コロナ禍では健闘したと思う。
年が明けて2021年、なかなかコロナが終息しそうにない状況下、9月に2カ所でのホール上映が確定している。1カ所は、1年越しとなる広島県母親大会主催での上映会。もう1カ所は、実行委員会と会場を提供する自治体の外郭団体との共催上映会である。共催上映会の方は、会場使用料が減免され、なおかつ宣伝が広報誌などで広く行えるなど利点が多い。
以前から、シネマキャラバンVAGが行ってきた映画会に準じた取り組みが実現した。
映画会の当日は、学生たちへの食糧支援なども行おうとフードバンクなど関係各団体と連携した準備を今始めている。
この原稿を書いている5月半ばも、依然としてコロナの変異種が拡大し感染者が増え続けている。映画館での感染者は発生していないにも関わらず、人が多く集う場所へ出向く懸念が、この先どう影響するか心配は尽きない。