昨日、「日本映画復興賞」をいただいた報告をしましたが、そもそも「日本映画復興賞」「日本映画復興会議」とは?という説明を、「パんフレット」より転載します。
●「日本映画復興賞」について
故山本薩夫監督の発意により1983年から始まったもので、「平和と民主主義を守り、戦争に反対し、ヒューマニズムの理念に徹した日本映画の業績」を表彰する賞です。厳しい映画情勢のもと、製作・配給(普及)・興行・鑑賞などの各分野で、日本映画の産業的復興と文化的向上を進めるため懸命の努力を続けている多くの人々に対し、そのたゆまぬ努力を積極的に評価し、激励する役割を果たしてきました。
日本映画復興会議幹事会において受賞者を決定して毎年発表しています。
●「日本映画復興会議」について
日本映画復興会議は、日本映画の文化的・産業的復興と民主的な再生をめざして活動を進めています。
日本映画復興会議は、1961年、高度成長とは裏腹に映画観客動員数が激減する危機のなか、映演総連(映画演劇労働組合総連合=現映演労連)、全映演(全国映画演劇労働組合連合)の呼びかけによって、独立プロ、普及事業者、鑑賞団体、作家等が参加し、設立されました。以来15年以上にわたり、時代ごとのさまざまなテーマに取り組んできました。
現在は、年一回の全国集会で映画界が直面する多様で複雑化する課題を分野の垣根を越えて共有することに努めるとともに、映画界の発展のための各種活動、「日本映画復興賞」の運営などを行っています。