日本映画復興賞のブロンズ盾が送られてきましたので、その写真を公開します!
第37回(2019年度)日本映画復興賞が送られてきました。本来ならしかるべき会場での「授与」となるところでしたが、コロナ禍の今、それもかなわず。とりあえず、ブロンズ盾を公開します。
●日本映画復興賞
映画「時の行路」の神山征二郎監督はじめスタッフ一同
本作は、自動車工場で派遣労働者として働く主人公が「派遣切り」に
遭ったのをきっかけに、労働者の団結の重要性に目覚め、労働組合を結成
して会社との裁判まで展開するという争議の話を軸に、争議に邁進する主人公を理解できなかった家族が、全国の労働者との連帯を知り、改めて絆を確かめ合う姿を描いています。『しんぶん赤旗』に連載された小説『時の行路』シリーズを映画化しようとの呼びかけに応じて結成された全国各地の推進会議を通じて集められた資金で製作されたことは、非正規労働者が大幅に増え、不安定な雇用と低賃金に苦しむ人々が全国に存在し、その実態を訴えたいとの願いの発露です。そのなかで、この作品が完成したことは、大きな希望と展望を示しています。
その功績を讃え、今後のさらなる活躍を祈念して頭記の賞を送ります。
(「日本映画復興賞「パンフレット」より転載)