「時の行路」映画 製作・上映推進会議のブログ

このブログは、田島一さんの『時の行路』『続 時の行路』『争議生活者』(新日本出版社)原作の映画「時の行路」に関するブログです。映画「時の行路」ついに完成しました。スタッフ 企画・中西繁 音楽・池辺晋一郎 脚本・土屋保文・神山征二郎 監督・神山征二郎 2020年公開。全国で30万人動員目指して頑張りましょう!                          公式ホームページは、https://www.tokinokouro.kyoudo-eiga.co.jp

映画センター全国連絡会の学習交流会に参加して 2

 中西氏は、連載「時の行路」の挿絵画を描いたことから、この映画の企画を思い立ち、
映画化までのレジメをもとに9年間を振り返りました。新聞での挿絵は白黒だったため、原画展を開催して争議運動を支援したことなど、今日までの苦闘を紹介されました。

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神山監督は、この映画は世界の労働者の多くに共感を持ってもらえるもので、その背景は資本主義の末期傾向を示す一つの事例であると。経済の勉強をした内容、主演石黒賢さんへの出演依頼話。石黒さんは、この映画の出演依頼をとても喜んで引き受けてくださったこと、彼の熱演は主演男優賞をあげたいくらい素晴らしいものとの評価等熱弁を振るわれました。「映画製作は多額の資金を必要とする。低予算で頑張ったが、一人一人の善意で作られた映画、善意の人が泣くことがない内容に映画は作りました。ぜひ、上映運動を成功させて、みんなが笑顔になれるよう頑張ってください。要請があれば、日本各地どこへでも出向きますから。」と、上映運動に並々ならぬ決意と要請をされました。

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 田島氏は、パワーポイントで話の要点をまとめてきてくださって、原作を書くにいった背景や原作のポイント、労働者雇用実態等、原作者から見たこの映画について素晴らしいお話をしてくださいました。
 映画の最後の終わり方に賛否両論が出ておりますが、原作者なりの表題「時の行路」への項を読みますと、あの終わり方が良かったと納得させられます。

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 《続く》