派遣労働者19%増~厚労省発表 製造業は32%増~
厚生労働省はこのほど、労働者派遣事業の状況(2017年6月1日現在)
を発表し、派遣労働者数は156万人となり、前年比で19.4%増加している
ことが分かりました。2015年に労働者派遣法が改定され、許可制と届出制
の二つに分かれていた派遣事業は許可制に一本化されました。移行期間
として2018年9月末まで届け出だけで派遣事業ができます。
許可制である派遣事業の派遣労働者は135万5598人(前年比27.8%増)。
このうち、派遣会社と無期雇用契約を結ぶ労働者は、23万5293人(同66%増)、
有期雇用は112万305にん(同21.9%増)でした。
届出制である旧・特定労働者事業の派遣労働者は20万5064人(同16.7%減)
うち無期雇用労働者は16万2235人(同18.2%減)有期雇用は4万2829人
(同10.5%減)でした。
また、製造業務に従事した派遣労働者は28万8070人(同32.6%増)に達して
います。このうち無期雇用は5万7861人(同40.4%増)、有期雇用は23万209人
(同30.8%増)でした。