「時の行路」映画 製作・上映推進会議のブログ

このブログは、田島一さんの『時の行路』『続 時の行路』『争議生活者』(新日本出版社)原作の映画「時の行路」に関するブログです。映画「時の行路」ついに完成しました。スタッフ 企画・中西繁 音楽・池辺晋一郎 脚本・土屋保文・神山征二郎 監督・神山征二郎 2020年公開。全国で30万人動員目指して頑張りましょう!                          公式ホームページは、https://www.tokinokouro.kyoudo-eiga.co.jp

「働き方改革」一括法案提出断念を~自由法曹団が意見書~

 3月21日(水)「しんぶん赤旗」5面に上記記事が掲載されて

いましたのでここに再掲します。

 自由法曹団は20日、「働き方改革」一括法案の国会提出断念を求める

意見書を発表しました。船尾徹団長らが厚生労働省で会見。国会議員への

要請や厚生労働省内閣府、各政党に送付するとしています。

 8本もの法案を一括化することは、国会審議を軽視するものと批判。

法案作成でねつ造データが使われ、労働政策審議会を内閣の下請け機関

にするやり方は、「容認できない」と強調しています。

 労働時間規制の適用を除外する「高度プロフェッショナル制度」は、

「残業代ゼロの下で際限のない長時間労働が強いられ、健康確保措置の

実効性もない」と指摘し、創設の断念を要求しています。

 裁量労働制の拡大について、広範な事務系・営業系社員に適用され、

長時間労働の増大を招くとして、「断念」すべきだとしています。

 時間外・休日労働の上限規制は、過労死ラインを容認しており、

「過労死・過労自殺を防ぐ観点から到底認めることはできない」と強調。

「月45時間以内、年360時間以内」の例外のない残業上限を求めています。

 非正規雇用労働者の格差是正については、人材活用の仕組みによって

賃金差別を容認するなど「格差が固定化される」と批判。人材活用の

仕組みを判断基準からする削除することなどを求めています。

 基本法の位置をしめる労働施策総合推進法案では、「労働生産性

向上」を目的に定め、「多様な就業形態の普及」の名で非正規雇用

拡大だけでなく、「雇用の請負委託化も促進する」と批判しています。