「時の行路」映画 製作・上映推進会議のブログ

このブログは、田島一さんの小説『時の行路』映画製作・上映推進会議の事務局からの情報をお届けします。すべての労働者が人間としての誇りと希望の持てる働き方ができる社会をつくるために、一人ひとりがプロデューサーとして参加していただき、多くの人たちの力で映画化を実現させましょう。

11月8日に行った世話人会報告!

    宮崎監督への共同監督依頼解消について

ゼネラルプロデユーサーのブログを通して、共同監督問題では、不安を抱かれご心配をおかけしていることお詫び申し上げます。
また、推進会議の決定内容のお知らせが遅れましたこと、あわせてお詫び申し上げます。

推進会議は、5月25日に、神山征二郎氏と宮崎信惠監督との間で、「時の行路」映画製作の監督として、お二人に対等な関係の共同監督依頼をし、委嘱関係を結んできました。

しかし、残念なことに、11月8日の推進会議で、宮崎信恵監督には監督委嘱関係解消を申し込まざるを得ない方針を参加者全員一致で決議しました。
11月10日に中西ゼネラルプロデユーサーと久保事務局長が、推進会議の決定を宮崎監督にお知らせいたしました。

何故委嘱関係解消の決定に至ったか。
昨年の宮崎信惠氏からの監督立候補を受けながら、明確な監督依頼を出せずに他監督打診などに取り組んで来て、なかなか監督決定に至らずにいた5月に、神山征二郎氏の監督紹介がありました。
中西ゼネラルプロデユーサーは、宮崎信惠氏の推進会議での積極的な取り組み、貢献、映画化への熱い思い、監督への思いを尊重して、神山氏と率直に相談・依頼をして、二監督による共同監督案という打開策を持って、監督問題に決着をつけました。
5月25日に神山征二郎氏、宮崎信惠氏、中西繁氏三者間で、対等な関係の二監督による共同監督委嘱関係を結びました。

監督問題が解決したことは、推進会議に大きな力を与え、地方の支部、推進会議は前向きになり、動きが活発になり、シナリオ検討会も7月に2泊3日の合宿を行い、映画化への道が前進した感がありました。

しかし、今回の決定に至る芽が7月シナリオ合宿で起こりました。

2泊合宿でのシナリオ検討会で、「映画化へのシナリオとしては8割方出来ている。残り2割は大変でも、シナリオをより補完するための具体的・建設的意見を出してほしい。」と,神山監督は参加者に強く要望しました。しかし、ひとり宮崎監督は土屋シナリオに対して「ご都合主義・プロバガンダのシナリオ」と根底から否定するような立場を取ったため、厳しい議論になり、共同監督のシナリオに対する考え方に大きな差異があることが明らかになりました。土屋氏を含めて参加した面々も神山意見に等しく共感し、検討会では全体として土屋脚本を土台にしてみんなの知恵で補完していく方向を確認したのです。
当日の参加者の中からは、別の席で「共同監督はやっていけるのか?」と、神山氏に質問が出て、神山氏は「何とか頑張ってやっていくよ」という話でした。

8月のシナリオ検討会では五戸氏へのインタビューを兼ねて、熱心なシナリオ検討を行いました。

9月のシナリオ検討会では、原作者の田島一氏からも具体的なシナリオへの意見を出していただき協力を得ました。しかし、ここでは一部から土屋シナリオへの厳しい批判的意見も出て会議は紛糾し、7月検討会の確認に逆行する事態が生まれました。

 それを受けて、10月推進会議で、今後とも土屋氏と協力しながらよりよいシナリオにしていくのか、新たな脚本家を探し依頼するのかの議論を行い、結論的には、土屋シナリオを土台にして皆が積極的に具体的で建設的な意見を出して完成させていくために頑張っていく方針を決定しました。10月31日、同時に議論を効率的に充実・収斂させていくために両監督・脚本家・推進会議から5名によるシナリオ検討会を行っていくようにしました。

その検討会でも宮崎氏はシナリオに対し「基本構想が違う」という、土屋シナリオをある意味では全否定、ある意味ではシナリオを白紙に戻すような意見を述べられました。

ここに至って、神山氏から「宮崎さんは自分で脚本を書き、自分でメガホンをとる道を選ばれた方がよい。」「本は千ページ以上でも好きな長さで書ける。脚本は1時間45分程度の長さで何を描くか、尺が違う。推進会議の皆さんの意見には、自分たちが見落としている具体的な指摘もあり、検討しなければならない意見もある。しかし、私と宮崎さんとは脚本の読み方が違いすぎ、宮崎さんとの共同監督は無理。神山監督案、宮崎監督案か第三者の別な監督案かを推進会議では決めてほしい」と要望が出ました。
その折宮崎氏からは何の意見も出されませんでした。

監督委嘱をする立場の推進会議は、10月31日の神山監督の提案を受けて8日に会議を持ちました。
・ 具体的な意見内容が見えない宮崎氏と今後ともやっていくことは、映画化推進が大きくブレーキがかかる。
・ 監督選任の経過からも明らかなように宮崎単独監督案はない
・ 新たな監督選びは、映画化断念の方向になる。
・ 推進会議での熱意ある宮崎氏へのゼネラルプロデユーサーの配慮が宮崎氏に理解されないまま今日を迎え、神山氏に決断を迫られるように至った事態は推進会議としても残念なこと。
・ 神山監督の申し出はきっかけであって、7月シナリオ検討会からの課題であった。

などの意見が出されて、全員一致で監督は神山監督に依頼、宮崎監督とは委嘱解消をする決定を、監督選任を任されていた中西ゼネラルプロデユーサーが最終決断を下しました。

11月10日に、中西ゼネラルプロデューサーと久保事務局長が宮崎氏と面談し、監督委嘱解消する推進会議の決定をお伝えしましたが、宮崎氏は承服されませんでした。

社会通念上、委嘱関係を検討する会議に宮崎氏に出席要請をしないことは当然なことであり、委嘱する側に委嘱を継続する問題が生じたときは、委嘱解消を申し込むことは当然のことであり、決して非民主的運営ではないことを申し添えます。

しかし、ゼネラルプロデユーサーは、推進会議で自分の意見を申し述べたいという宮崎氏の意向を受けて、結果は変わらない前提で、宮崎氏参加の臨時推進会議開催を承諾して、11月20日に宮崎氏弁明のための臨時会議を開催いたします。

遅くなりましたが、宮崎氏との監督委嘱解消に至った経過と共同監督体制の解消、「時の行路」映画監督は神山監督の決定のお知らせをいたします。


「時の行路」映画化に協力、推進に取り組んでくださっている皆様には残念な報告となり、ご心配・不安をおかけいたしましたが、今後とも様々な課題を皆さまと共に力出し合って映画化に尽力を尽くしていきたいと思っております。

前を向いて、力を出し合っていきましょう。
よろしくお願いいたします。