「時の行路」映画 製作・上映推進会議のブログ

このブログは、田島一さんの『時の行路』『続 時の行路』『争議生活者』(新日本出版社)原作の映画「時の行路」に関するブログです。映画「時の行路」ついに完成しました。スタッフ 企画・中西繁 音楽・池辺晋一郎 脚本・土屋保文・神山征二郎 監督・神山征二郎 今春(2020年)公開。全国で30万人動員目指して頑張りましょう!

「働き方改革」法案は撤回を(東京過労死を考える家族の会代表 中原のり子さん)

 参院予算委員会中央公聴会での中原のり子んの陳述を紹介します。

政府が進める「働き方改革」において、不誠実なデータ問題が象徴

するように、多くの問題点が明らかになりました。

 労働時間の上限規制がなぜ月100時間なのか、理解できません。

厚生労働省によれば、脳・心臓疾患に関わる労災支給決定の半数以上

は、月100時間未満の時間外労働で起きています。

 除外業種・職種が広範囲に存在しているのも問題です。建設、運輸、

医師、教師など、とりわけ長時間労働による過労死が問題になっています。

 高度プロフェッショナル制の強行は、過労死遺族に対する裏切りです。

時間外規制を外し、残業という概念自体をなくすものです。あらかじめ

決められた額しか支給しない固定賃金制度です。

 対象業務も定まっていません。デイーラー、アナリストなどが例示されて

いますが、一度成立すれば国会審議をへず、簡単に拡大する危険があります。

年収1075万円以上の一部高所得者が対象といいますが、それも最初だけです。

ホワイトカラー・エグゼンブションの際、経団連は「年収400万以上が望ま

しい」としています。

 健康悪化の歯止めもありません。18年1月に新潟県で起きた過労死事案は、

保健師に相談した翌日に亡くなっています。

 「高度の専門職」という規定では、30~50代の専門職・管理的職業従事者

が該当します。この年齢層のホワイトカラーでは過労死・過労自殺が多発

している実態があります。

 小児科医だった夫は1990年に長時間労働が原因でうつ病を発症、自殺しま 

した。小児科医は天職と自負していた夫が、亡くなる前には「誰からも感謝

されない、くだらない職業だ」と言い残し、社会に絶望して亡くなりました。

こんなに苦しい思いをするのは、もう私たちだけでやめていただきたい。

 政府は(「働き方改革」一括)法案提出を取り下げ、実効性ある過労死

防止対策に時間を費やしてください。